アイスは真冬に

週末の寒気で、北日本は突然の冬本番となった。札幌でも一晩で積もった雪を除雪する姿があちらこちらで見られた。そんな寒さの中、実はアイスが売れている。

冬こそアイスクリームの季節

日本アイスクリーム協会によると、アイスクリーム全体の消費は年々あがっていて、一世帯当たりの消費額は2012年の7,591円から2016年は8,908円へと増えている。この4年間の伸び率を月別にみると、夏の支出額に大きな変化はないものの、12月から3月までの冬の間の消費額はどの月もぐんと伸びている。
夏の間はシャーベットやキャンディーなどが好まれるが、冬は濃厚な本格アイスクリームが人気のようだ。暖かい部屋でアイスを楽しむ習慣が定着しつつあるだけに、夏のように気温の上下で売れ行きに変化が出ることがないのも特徴だ。
モスクワ赤の広場
雑学ライブラリー
極寒のロシアでも冬のアイスは人気

広大なロシアだが、冬の間はヨーロッパロシアも極東ロシアも厳しい寒さがやって来る。その寒さの中でも市民は、アイスをほおばりながら歩いている。以前は氷点下度を下回る路上で、おばちゃんがコーンに入ったアイスクリームを売っていて、段ボールの中からコーンのまま、ひょいと取り出して売ってくれた。冬は溶ける心配がないが、-10度にもなる寒さの中アイスは次から次へと売れていた。