出国の度に1000円かかります

海外へ出かける日本人、日本から帰路につくインバウンド。誰からも出国する度に税金が徴収されることになる。政府の方針では、日本人、外国人を問わず一律千円とする見込み。

およそ5千円の国も

観光立国を目指す政府は、2020年オリンピック・パラリンピックイヤーの訪日外国人4000万人を目指しており、出国税はそのインバウンド対策にあてる見込み。2016年に日本から出国した人の数は、日本人が1700万人、インバウンドが2400万人の合わせて4100万人で、一人当たり1000円とすると、税収は410億円となる。同様の出国税は韓国がおよそ1000円、オーストラリアはおよそ5000円を徴収している。
出国税は航空券に上乗せして徴収される見込みで、LCCなどを始めとして、航空会社や旅行会社からの反発もありそうだ。出国税は2019年度から実施される見込みだ。
関西空港も施設料が必要

雑学ライブラリー
航空券にアドオンは

航空券と同時に徴収されているものに空港使用料がある。日本では成田や関西など9空港で徴収されているが、福岡や札幌・新千歳など4空港は国際旅客のみとなっている。成田は複雑で国内、国際ともターミナルによって額が異なる。国際線は第1，2ターミナルは2090円だが、LCC専用の第3ターミナルは1020円だ。国内線も1，2タミは440円だが、3タミは380円。同じ札幌へ飛ぶのも出発ターミナルによって航空券に反映される額が違ってくるのだ。