熾烈、名古屋の空対決

一時日本から撤退していたエアアジア・ジャパンが帰ってきた。名古屋を拠点に空路の展開を図る。同じくLCCのジェットスター・ジャパンも名古屋拠点プロジェクトを打ち出した。中部空港で、両社の熾烈な戦いが始まった。

5円、6円

エアアジア・ジャパンは当初2015年に再就航としていたが、延期を重ね、今回ようやく復帰を果たす。最初の計画では中部国際空港を拠点に、札幌・新千歳、仙台、台北を予定していたが、仙台は中止、台北は次期計画として、当面札幌線のみに絞り込んだ。10月29日から名古屋と札幌の間を一日2往復する。
就航記念のキャンペーン価格はなんと5円。今後の「ご縁」を大切にとした、運賃5円(空港使用料、手荷物料金など別)だが、発売間もなく完売したようだ。
ジェットスター・ジャパンは来年春の中部空港拠点化に向けてのキャンペーンで、エアアジアと同じ17日から、こちらは6円で売り出した。路線は中部から出発する6路線すべてで、札幌や福岡などの他マニラや台北の国際線も6円とした。日付ごとに異なる行き先で22日まで販売する。どちらも席に限りがあるとはいえ、し烈な名古屋空中戦だ。