日本~タイ 航空便が増えそうな予感

日本とタイの間は、札幌(新千歳)、東京(羽田、成田)名古屋(中部)、大阪(関西)、福岡、那覇の6都市が、首都バンコクと結ばれている。この日タイ路線が、年明けにもタイの航空会社による新規就航や、便数増など活発化が予想されている。
バンコク・スワンナプーム空港
レッドフラッグ(お仕置き)解ける

ICAO(国際民間航空機関)は2015年、自国の航空会社に対するタイ政府の安全検査体制が不十分だとして“レッドフラッグ”を指定した。これを受けて他の国は、タイの航空会社の乗り入れを制限し、既に路線を持っている航空会社はそのまま運航を可能としたが、新たな乗り入れは認められなかった。
例えば、2015年開設予定だったタイ・エアアジアXのバンコク~札幌線は、既に予約を開始していたものの運航できず、急きょマレーシアのエアアジアXが肩代わり運航し、急場を乗り切った。
今回ICAOは2年ぶりにレッドフラッグを解除、日本路線ではLCCのタイ・エアアジアXなどが、早速新たな路線開設を目指す動きを見せている。
札幌への就航が出来なかったタイエアアジアX
雑学ライブラリー
タイの航空会社

フラッグキャリアのタイ国際航空は、超大型機のエアバス380も運航する老舗の航空会社で安全性もサービスも申し分ない会社だが、LCCも含め乱立したキャリアには、運航停止になるなど経営に行き詰る会社も少なくない。自社の航空機をもって運航しているのは現時点で14社、中には日本のツアー会社HIS系列のアジア・アトランティック・エアラインズなどもある。