新幹線でもICカード

JR東海と西日本は、東海道、山陽新幹線でもSuicaやICOCAなどの交通系ICカードを使えるサービス「スマートEX」を開始した。

行列の必要なしスマートEX

利用者は、スマートEXのサイトに、交通系ICカード(JR各社系のカードはもちろんPASMOなど10のカードが使用可)とクレジットカードの情報をあらかじめ登録しておく。新幹線を利用する際は、サイトを通して予約をするだけで、あとは入場の際はICカードをかざすだけ。予約は列車が出発するまで変更が可能だ。なにより予約がスマホで完了するだけに、みどりの窓口や指定券発行機の前で列に並ぶ必要がない。新幹線の運賃は、ICカードのチャージ分から差し引かれるのではなく、クレジットカードから引き落とされる。

チケットレスで運賃お安く。でも要注意区間も

スマートEXを使うと、通常の切符を購入するより安くなる特典もある。ただし区間によっては窓口購入より高くなる場合もあるので注意が必要だ。スマートEXの運賃は、新幹線乗車駅からの代金となる。JRの”東京都内“となっている切符は、窓口で買った場合、23区内の駅であれば中央線の荻窪で買っても、東京駅で買っても運賃に変わりはない。しかしスマートEXを使うと、荻窪~東京を別途支払う必要があるため、スマートEXのお得分は消えて、所によっては高くなる場合もあるのだ。