誰が!秘境駅の看板盗む卑怯者

北海道の稚内に近い幌延町(ほろのべちょう)内にあるJR宗谷線の無人駅から、駅名の看板が無くなっているのが見つかり、地元の天塩(てしお)警察署では窃盗事件として調べている。

列車は日に6本の無人駅

 

駅名板が盗難にあったのは問寒別(といかんべつ)駅と雄信内(おのっぷない)駅で、それぞれホームのポールに取り付けてあった縦型の駅名板が一枚ずつ無くなっていた。どちらも8日に見回った町の臨時職員が見つけたもので、3日に見回った際に異常はなかった。宗谷線は、JR北海道が単独での維持困難路線に上げている線で、どちらの駅も稚内行(下り)と名寄行(上り)の普通列車が日に3本しか止まらない。幌延町では秘境駅としての人気に期待を掛けているが、このような形で関心が高まるとは? と困惑している様子だ。

 

雑学ライブラリー

秘境駅のナンバーワンは

室蘭本線の小幌駅

秘境駅とは定義は無いようだが、周囲に人家や人の寄る観光地や施設の無い、人里離れた駅が秘境駅と呼べそうだ。鉄道ファンには良く知られているJR北海道室蘭線の小幌(こぼろ)駅が、秘境駅としてナンバーワンに上げられるようだ。小幌駅は崖に囲まれた海岸線にあり、駅の両側はすぐトンネルで、上下合わせて日に6本の鉄道でしかアプローチし難い駅だ。JRが廃止を打ち出したが、地元の豊浦町は、秘境駅として人気が高まっていることから、町が施設管理を願い出て当面の存続が決まっている。