物議をかもすあの人の夏やすみ

アメリカのトランプ大統領が夏休みに入った。(彼の大嫌いな)CNNによるとニュージャージー州のトランプ氏が持つゴルフ場で過ごす。夏休みは17日間だ。

自由研究のテーマは

オバマ氏の夏休みを徹底非難していたトランプ氏

たとえ世界を動かすポストに付いている人であっても、休みは必要だ。常に大統領としての決断を下す準備が整ってさえいれば、その長さの是非は非難されるべきではないのだろう。しかしトランプ大統領の休暇には首をかしげる国民は多いようだ。

17日間という長さは、オバマ前大統領の就任一年目の夏休みに比べると、倍以上にもなる。(ただし2014年のオバマ大統領の夏休みは16日間)

トランプ氏はかつて大統領選の際に「オバマ氏は休みを取りすぎている」と非難し、自分は休みを返上して働くと公言していた。国民はみなその言葉を覚えている。トランプ氏が大統領の座について、この8月までに取得した休みは53日間、就任式が1月20日だったので、ほぼ週休2日のペースに近い。オバマ前大統領は同じ期間で休んだのは15日間だった。なおトランプ大統領は、この休暇を「ワーキング・ホリディーで、休み中も常に仕事をこなしている」としている。

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世界のトップの夏休み

世界の主要国のトップはON,OFFがはっきりしていて、10間を超える休暇も少なくない。ロシア大統領府も、プーチン大統領が6日からシベリア地方で休暇に入ったと伝えた。期間は明らかにしていないが、かつてのロシアのエリツィン大統領はひと月ほどもの長い夏休みを取っていた。

首脳の休暇日数もその国の一般労働者の休暇日数が反映されているようだ。2~3週間ほどにもなるヨーロッパ各国に比べアジアの各国は短めで、韓国のムン・ジェイン大統領は7日間の休みを取った。日本の首相もここ数年は通算で10日以上の夏休みを取る傾向にある。半島が緊張する中、米韓大統領の夏休み取得に、かえってホッとする気持ちも生じる。

ところで、夏休みは有給休暇での消化も多い日本企業だが、その有給休暇の取得は依然として半分ほどで、主億国の中では最低ラインにある。