手に埋め込むマイクロチップ
|アメリカの企業が従業員へ、手にマイクロチップの埋め込みを提案して話題となっている。全従業員の半分にもなる40人以上がこれに応じて、チップを埋め込んだ。
プライバシーの侵害は無し
手へのマイクロチップ(IC)埋め込みを提案したのは、ウィスコンシン州に本社を置く小売業(セルフチェック・キヨスク~機械による無人店舗)の「スリー・スクエア・マーケット(SSM)」。同社のフェイスブックによると、ICを埋め込むことで、手をかざすだけでコピー機や電子ロックの扉を開錠出来たり、PCへのログインも可能としており、仕事上のメリットがありそうだ。
チップの埋め込みは親指と人差し指の間で、希望者だけに施され、体への埋め込みに抵抗のあるスタッフにはリストバンドや指輪タイプも用意されている。同社によると埋め込みで、体への影響はなく、GPSを利用してのトラック(追跡)機能も無く、プライバシーを侵害することは無いとしている。
雑学ライブラリー
KIOSK
スリー・スクエア・マーケットはその名の通り、“3㎡店舗”アメリカ国内だけでなく、ヨーロッパなどでもSSM店舗を展開している。スマホのアプリなどで軽食などの買い物が出来る、セルフチェックキオスクと呼ばれるタイプの店は、企業での従業員用サービスなどでも拡大しており、キオスクはこれらの店舗を代表する名称にもなっている。
キオスクは駅ナカの店舗でお分かりの通り、新聞やタバコなどの販売スタンドに端を発するが、イギリスでは電話ボックス、トルコなどでは公園のあずまやなどを指す。空港では最近拡大しているセルフチェックイン機も、キオスクと呼ばれている。