酷暑マラソンが心配される2020

2020TOKYOの開催日程はオリンピック7月24日~8月9日、パラリンピック8月25日~9月6日と決まっているが、どちらも猛暑、残暑真只中の競技が心配される。

1964TOKYOは10月だった

マラソン競技の引っ越しは

気象の専門家や競技関係者からは、猛暑の中での大会に、アスリートはもとより観客への影響を心配する声はこれまでにも幾度となく上がっている。東京での最高気温は、2004年7月20日に記録した39.5℃だが、オリンピックの開会式が行われる7月24日から昨日28日までの5日間の気温を、2008年からの十年間で見てみた。トータル50日間のうち、最高気温が30℃に達しなかったのはわずか11日間に過ぎない。陸上競技、中でもマラソンが最も影響大だ。熱のこもり難い舗装も開発されているが、それでも路面からの照り返しを受ける地表付近は40℃を軽く超えるそうだ。

1964年の東京大会は10月10日、さわやかな秋空の下開会式が行われたが、現在夏の大会はIOCが決めた7月15日から8月31日までの間に開催されなくてはならない。国内のマラソン大会ですら、この猛暑の期間に行われるものは一つもない。たとえ発走時間を早朝にずらしたとしても多くのランナーには大敵な湿度は付いてきそうだ。いっそのことマラソンは北海道や長野県など涼しいコースに移して、爽快な森の中の競技にしてはどうか。

 

雑学ライブラリー

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赤道直下のシンガポール、日差しはきつい。市民は冷房の効いたビルにこもりがちかと言いうとそうでもない。メインストリートのオーチャード通り、意外にも多くの人手賑わっている。レインツリーの大きな枝が、通りの歩道を覆ってしっかり日差しを遮っている。シンガポールはメインストリートに限らず、住宅地付近の通りなども、木陰を造ることに力を入れた結果、苦になく歩ける距離が大幅に伸びたという。東京は今から2020のために木陰を造ることは叶わない。走りやすい自然環境に優れたコースを探すべきでは・・。

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