本格酷暑がやって来る、東京梅雨明け

日本列島は中国・四国から関東、甲信まで19日一気に梅雨明けした。福岡、大分など九州北部豪雨に見舞われた地域は雨が未曽有の災害をもたらし、お見舞い申し上げるが、関東は7月に入っても梅雨とは思えない好天で、猛烈な暑さが続いた。予報では梅雨明け後も厳しい酷暑が予想されており、早くも水不足が心配されている。

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太平洋高気圧の勢力強大

関東の梅雨明けは平年より2日、昨年より10日早くなっている。今年は、太平洋高気圧の勢力が強く、20日以降も日本列島は北から南まで厳しい暑さとなる見込み。

熱中症、全国で7680人を救急搬送

消防庁の発表によると、10日から16日までの一週間で、熱中症で病院へ運ばれた人は全国で7680人と、前の週の2倍近くに達した。東京都の627人を最高に、埼玉県の488人、大阪府の453人と続くが、7月としては異例の11日間も真夏日が続いた北海道が、439人と4番目に多くなっている。

今年は太平洋高気圧の張り出しが強く、この後もほぼ全国的に気温が高い状態が続く。特に東日本、西日本は猛暑になる見込みで、残暑も厳しくかつ長くなりそうだ。

雑学ライブラリー

ひんやりシートで酷暑乗り切り

 

オフィスや家庭で、熱さまシートや冷えピタを貼って暑さしのぎをしている姿が増えている。これらの冷却シートは当初、子供の発熱対策だったが、いまや暑さ対策品としてすっかり定番、風邪のシーズンより、夏の方が出荷数が多くなっている。

“夜のエアコン点けっぱなしは、翌日だるい”という方にもこれらの冷却シートは必須アイテムとなっている。

貼る場所は、血管が体表面近くを通っている、首筋やわきの下が一層効果的だ。冷却シートは、たっぷり含んだ水分が気化する際に熱を奪うことでひんやり感を得られる。そのため冷蔵庫で冷やしておくのは効果的だが、冷凍庫で凍らせてしまっては逆効果で、ひんやり性能が落ちてしまう。