札幌が暑い!125年振りの7月猛暑
|北海道が異例の暑さに参っている。札幌は10日で四日連続の真夏日、札幌管区気象台によると、7月でここまで暑さが続くのは125年ぶりだとか。1892年(明治25年)の札幌は信じられないほどの暑さだったのだ!!
涼しさを求めてやってきた北海道、金返せ
北海道の各都市は、道央の旭川、オホーツク海側の北見、それに十勝平野の帯広など、いずれも冬の厳しさは札幌を上回るが、地形の影響もあって、暑さの記録も札幌を上回ることが多い。その点札幌はフェーン現象などで瞬間的な暑さに見舞われるケースの少ない都市だ。それが4日連続の30度超え、10日は33.2度まで上がり、東京都心をも上回り、あと一歩で猛暑日になるところだ。しかし昼の日差しはきつくとも、夜になると風は涼やかで、過ごしやすくなるのが例年の札幌だが、今年は湿度も高く、じめじめ感がある。
本州方面から、避暑を期待して札幌を訪れた観光客らも暑さに驚いている。また海外、マレーシア、シンガポール、香港などからのツアー客も「自国と変わらない」との感想を述べる声も聞こえてくる。
予報では今日、明日、明後日(13日)も30度を上回る見込みで、125年振りの記録をさらに更新しそうだ。
雑学ライブラリー
熱中症を防げ
北海道民は暑さに弱い。それにも関わらず、北海道は夏の暑さも長くは続かないため、ルームエアコンの普及率は低く、およそ4軒に1軒だ。25.7%(総務省2014年統計)さらに冬の寒さをシャットアウトするため、住宅の気密性が高く、つい窓を開け放すのを怠ると、屋内熱中症には十分な条件が出来てしまう。屋内、屋外ともども水分をこまめに摂るのはもちろん、吸湿性の良い下着を身に付け、熱中症対策を取らなければいけない。
札幌は大きな街路樹が殆どないため、木陰のある歩道が少ない。北国の太陽はアスファルトの照り返しも半端ない。暑さに慣れている本州方面からの来道者や東南味からのインバウンド客も、北国の暑さにご注意。