エアラインがタッグキャンペーンに力
|北海道の航空会社エアドゥと宮崎県のソラシドエア、それに福岡県のスターフライヤーの3つのエアラインはいずれもANAの資本を受け入れている、言うなればANA系列の航空会社だが、3社がタッグを組んでのキャンペーンに力が入っている。
エアラインがスープ対決
3社はJALやANAなど大手と、LCC(格安航空会社)の間にあって、サービスや運賃など特色を際立たせるのが難しい。一方3社同士では路線の競合なども無くキャンペーンも組みやすい。2月27日から始めたのはそれぞれ機内で提供しているスープの人気投票「スープ対決」だ。
エアドゥがじゃがバタースープ。ソラシドエアが長崎のあご出汁(トビウオ)と大分のゆずをコラボしたアゴユズスープ、スターフライヤーが定番のオニオンスープだ。どれが最も飲みたいスープか。3月24日まで、それぞれのホームページから投票でき、各社の往復航空券やスープセットが当たる。
マイルの相互乗り入れを望む
この他、3社は期間限定で、他社で貯めたポイントないしはマイルで、特典航空券の引き換えが可能なキャンペーンの実施や共同のイベントなどで、盛り上げを図っている。しかしマイルは、それぞれが別のレギュレーションで実施していて統一感がない。ANAのマイルシステムに乗り入れる方法もあるが、
3社それぞれの特色を活かしながら、予約やマイルの共通化を望みたい。エアドゥのサイトからソラシドエア、スターフライヤーの予約も通しで可能にすると同時に、3社にどれに乗っても共通のマイルが貯まるように改良し、互いの特典航空券もサイトから簡単に取れるようにするべきだろう。