ケネディ大使とお別れ

キャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使が、トランプ政権の発足とともに大使の職を解かれ離日する。

大使の仕事を果たしたケネディ氏

ケネディ大使は、ご存知の通り第35代アメリカ大統領ジョン・F・ケネディ氏とジャクリーン・ケネディ夫人の間に生まれた女性で、2013年7月にオバマ大統領の指名により、第29代駐日アメリカ大使の職に就いた。大使としてどのような功績があったのかとの声も上がっているが、大使の意義は、華々しい外交的な功績やセレモニーへの参加ではないと考える。日本への駐在と言う立場を活かして、いかに日本の人々との交流を厚くするかが命題ではなかったか。彼女は三年余りの大使の間、日本の35か所を訪れ、特に高校生など若者との親密な交流を図り、その力を十分に果たしたと言える。イルカ漁に対する非難など、もう一歩、理解を踏み込んでもらいたい事実もあったが、愛すべき大使であった。https://www.youtube.com/watch?v=vPcI7txv6V0&feature=youtu.be

雑学ライブラリー

スゥイート・キャロライン

年配の方なら覚えているアメリカの往年のシンガー、ニール・ダイアモンドの大ヒット曲「スゥイート・キャロライン」はキャロライン・ケネディ大使をモチーフに書かれている曲だ。大統領夫妻とともに乗馬を楽しむ可愛らしい少女から発想を得た。ニール・ダイアモンド自身が2007年にそう明かしている。

様々な歌手がカバーをしているが、ケネディ大統領を応援し、資金面でも選挙戦を支えていたフランク・シナトラも好んでカバーをしていた。

もちろん全米のヒットチャートで100万枚を売り上げているほか、ボストン・レッドソックスの試合で必ず流されるため今も愛されている。