MAKIDAIさんが重傷
|24日未明、北海道七飯町(ななえちょう)の国道で、EXILEのMAKIDAIさんらが乗ったワゴン車と大型トラックが衝突、MAKIDAIさんが重傷を負ったほか、他の同乗者も大けがを負った。
冬道の恐怖
事故は午前0時過ぎで、現場付近は吹雪いていたとのこと。事故の原因は調査中だが、吹雪の恐ろしさは、北国のドライバーならほとんどが知っている。ホワイトアウトすると、昼でも前方は真っ白で、前を走る車のテールランプが頼りだ。当然自分もヘッドライトON。
道路も周囲も真っ白で、道の端が分からなくなることもあるので、北海道では道の端を示すポールが経っている区間も多い。ホワイトアウトした時は昼でも恐怖。追突する危険と、される危険が頭をよぎる。このようなときには、安全なスペースを見つけて停車するに限る。安全なスペースとは、どの道も除雪された雪の山で車線は狭くなっているので、追突されないスペースを見つける必要がある。
夜は雪の真っ白なカーテンに、自分の車のヘッドライトが当たり、先が見えなくなる。この時も停車するに限る。たとえ晴れていても風が強い時は、いきなりの地吹雪で視界が失われる。冬の運転の怖さだ。
雑学ライブラリー
急ブレーキは事故に直結
冬道のテクニックは、急ブレーキはダメ。摩擦で路面とタイヤの間の雪や氷が解けて、一層滑りやすくなる。ソフトブレーキでタイヤを転がしながら停止しないと、かえって制動距離が延びる。結構怖いのは舗装路面が出ているように見えるブラックアイスバーン。舗装路面の上に薄い氷がのっていて、舗装路面だと思ってブレーキをかけるといきなり滑って慌てる。
下り坂のブレーキングも注意が必要。エンジンブレーキやソフトブレーキで速度を殺しながら走る。坂の終点付近で強めのブレーキングやきついシフトダウンをすると、車の重心が前方に移って、後ろが軽くなっているため、ほぼ確実に尻振りしてしまう。冬タイヤの性能が上がっているため、夏同様の運転をするドライバーも時折見るが、冬の運転はソフトブレーキとそれに対応できるスピードが基本だ。