煙の出ない新型たばこが売れている

火を使わない次世代型タバコの売れ行きが好調だ。今月12日BAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)が世界に先駆けて、仙台市で発売した最新型”グロー“は、限定発売のため買えない人が続出し混乱も起きた。

 

新型たばこの路上喫煙は可能?

新型たばこも路上喫煙はやはりNGか?

火を使わず、口元からは水蒸気の揺らぎは出るが煙は出ない。各地の自治体が定めている路上や公共の場所での禁煙条例では、多くはタバコの火による周囲の人への被害やポイ捨てが、禁煙を求める理由となっている。このため、いくつかの市では新型たばこは規制の対象外としている所もあるようで、どの都市の条例にも、新型たばこをターゲットとした禁止項目はまだ見当たらない。厚生労働省でも新型たばこへの対応は、今後検討に入る模様だが、水蒸気とはいえ、煙が漂うように見えることから、通常のタバコ同様分煙を求める声も出ている。

 

 

 

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喫煙率の高い県は

新幹線の喫煙ルーム

国民生活基礎調査(2013年)によると、全国の平均喫煙率は21.6% ほぼ5人1人の割合でタバコを吸っている。県別で見ると最もタバコをたしなむ人が多いのは北海道、27.7%。北の地域の喫煙率が高く、上位の10県には北海道の他、東北6県のうち山形を除いたすべての県が入っている。ちなみに最も喫煙率の低いのは奈良県で17.0%、北海道と10ポイントもの差がある。

交通機関は航空機はもちろん、鉄道も愛煙家には肩身が狭い。タバコ好きの地域を走る東北新幹線は全席禁煙だが、東海道新幹線にはまだ喫煙車両が残っている。ただしわずかに残る喫煙車両も来春のダイヤ改正で、すべてN700Aに替わるため喫煙車両はなくなる。その代わり4つの車両に設けられた喫煙ルームは今後も存続する。新型たばこへの対応は今後JR各社から示されることになりそうだ。