眠るクレジットカード?
|既に3億枚ものカードが発行されていると言われる、日本のクレジットカード、すべての国民が3枚持っている勘定だが、意外にも支払いに積極的にカードを使うユーザーは少なく、多くのカードは引き出しで眠っている様子がうかがえる。
クレカ利用したいはわずか4割
これは内閣府が行った、クレジットカード取引への安全・安心に関する国民の意識調査から明らかになったものだ。それによるとクレジットカードを利用したくないと答えた人は57.9%と、利用したい人の39.8%を大きく上回った。
利用したくない理由は、「(カードを使わなくても)不便を感じない」が55.4%で最も多く、盗難などで、第三者に不正使用されてしまうことへの心配が41.3%、さらに個人情報の漏えいなどでの不正使用の懸念が35.4%。それにカードを使うと余計な買い物までしてしまうが33.7%と続いた。
しかしスキミングなどに対して、より安全なICカードの普及や、使用の際の暗証番号入力で不正使用防止が図られていることを知らなかった人が44.5%と半数近くにもなり、事故防止への対策強化が、意外と知られていなかった。
今後、国にクレジットカードの不正使用への取り締まりの強化やセキュリティ対策への規制にかかる法整備、さらに不正使用に関する相談窓口の充実を望む声が上がっている。
クローズアップ雑学
キャッシュレスはやはり便利でお得
多様化している支払い方法の中で、やはりクレカは自分なりの使い方を整えると安全・安心で便利。ネット銀行が行ったアンケートで、クレカへの不満が年会費だったが、会費無料のカードもあるし、支払いを一回払いで指定すると金利も回避できる。使いっぱなしにしないで月々の請求書をきっちりチェックすることが肝心、もし使いすぎが心配なら預けた金額しか使えないデビットカード型を選択することで安心。万が一、盗難、不正使用にあったとしても保険でカバーできる。
「クレジットカードでの買い物でよかった」と思ったのが“買い物プロテクション保険”。時計を買って何日もしないうちに水に落として故障したものの、見事クレカの保険が適用になって新たなものを手にできました。それになんといっても現金ではマイルが貯まりません。