夫の実家へのお土産、義父母が喜ぶものは?
|孫の笑顔と手土産、「故郷の父母が喜ぶものは?」と、思いをめぐらす帰省のシーズン。飲食店検索サイト大手のぐるなびが「舅や姑がもらいたい帰省の手土産」調査レポートをまとめた。それよると、家族の9割がお土産を携えて帰省しているが、持って行った経験のあるものでは和菓子が68.4%でトップだ。一方父母ともに、もらってうれしいお土産の一番は洋菓子で、54.7%と和菓子を7ポイント余り引き離した。洋菓子でもケーキの人気が高いが、父親に限ると日本酒も高位に入る。
東京駅や羽田空港は洋菓子、和菓子に限らず、様々な名店が軒を連ねて、その充実ぶりは目を見張る。もらう側が期待する気遣いは「好みに合った味」だが、より一層喜ぶのは、購入場所が限られているものや、地域の名産品、それに添える言葉などだ。わざわざ遠くまで足を運んで買って来たものや、有名店ではないものの、近所の老舗の手焼きおせんべいなど、自分の舌で選んだものなども喜ばれると言うことか。
帰省側が実際にお土産購入に使っている平均額は2,633円。一方もらう側が妥当と思う金額は2,373円で、贈る側ともらう側の期待値はほぼ拮抗している。舅や姑の「お土産がとてもうれしい」または「ややうれしい」を合わせると99%で、「どんなものでもうれしい」、「孫から渡してもらうお土産はうれしい」など、金額に関わらずお土産は久しぶりに出会うファミリーの素敵な潤滑剤となっている。
クローズアップ雑学
アリバイ横丁とアンテナショップ
帰省から戻ると、職場などへの故郷のお土産を配ることもある。そんな故郷の味が手に入る、全国各地の銘菓を集めた便利スポットだったのが、大阪梅田地下にあった阪神百貨店のふるさと名産コーナー。現地へ行かずとも旅先のお土産が手に入ったので“アリバイ横丁“などと呼ばれていた。残念ながら2014年に無くなってしまった。しかし名のあるローカル産品は、各地の自治体などが出しているアンテナショップへ行けば大丈夫。東京都内なら100を超える県や町のアンテナショップがある。通販で居ながらにして全国の産品が手に入る時代だが、ちょっとしたお土産の買い忘れにはアンテナショップが役立つ。