ポケモンGO わき見はNO

747 CTS 2103(佐野撮影)
外へ飛び出したポケモン、こんな時もありました (写真:Sano Souichiro)

ワシントンのホロコースト記念館、ホワイトハウス、出雲大社など各地の神社仏閣など、ポケモンの出入り禁止を打ち出した施設も少なくない。原発の敷地へ迷い込んだり、誰かとぶつかったり、バイクや自転車を運転しながらポケモン探しに興じた入りと、周りに気を配りながらハントしないと、トラブルの種はポケモン同様にどっさり隠れている。ゲームで命落としたり、誰かにけがをさせてしまったりは、隠れているポケモンの望むところではない。

 

世界平和にもポケモン

街中や身近な場所にモンスター、それも愛嬌のあるモンスターが登場して飛び回るのは、映画“ゴーストバスターズ”を思い起こす。しかし映画と違ってポケモンGOは画面の前に張り付いていたゲーマーを外へ誘い出した。さらに知らない同士のコミュニケーションにも役立っている。

内戦の続くシリアに関係するアーティストたちが、戦場で悲しげな顔を見せるピカチュウを公開し、内戦の悲惨さを世界に訴えている。色々な所に出没するポケモンGOにヒントを得ての合成だろう。国家間の紛争もポケモンのゲームで方をつけることが出来たら最高だが・・。マジで。

 

クローズアップ雑学

ネット農業で収穫も

農場イメージ
農場イメージ

バーチャルリアリティの世界はどんどん進んでいるが、ネットで育てた実際の野菜が届くサービスがある。これは愛媛県松山のテレファームが行っている遠隔農場で(リニューアルのため16年秋まで新規受け付けは休止中とのこと)基本的なサービスは種まきから作物の管理をネットで指示し、育った作物は直接、ネット農家?に届けられるというものだ。新しい農業ビジネスとして農水省の昨年度の農水白書にも掲載されている。ポケモンGOのような、ゲーマーを外へ誘うタイプのものと連携するアイディアなども出てきそうだ。