新幹線を飲み干す
|日本列島を走る様々な新幹線が、鮮やかにプリントされた缶ビールが登場する。自宅で旅気分を味わいながらジョッキを傾けることが出来そうだが、鉄道ファンならずとも、飲んだ後の空き缶が捨てがたい。
揃えたくなる新幹線
発売されるのは、サントリーのザ・プレミアム・モルツ「新幹線デザイン缶アソートセット」で、3月に開業した北海道新幹線H5系“はやぶさ”から、JR九州の新800系“つばめ”まで15の新幹線が描かれている。
新幹線と言えば外せない「0系はどこへ行った」とのファンの声も聞こえるが、コンビニ限定で発売される4本セットには0系とドクターイエロー(電気軌道総合試験車)、さらにJR東日本の試験車両イーストアイも揃っていて、抜かりがない。12本(350ml)のセット缶は7月19日に、4本(330ml)のセットは7月26日に発売される。
アルミ缶が変えたビール
20年以上前、ロシアに駐在した際、よく瓶をぶら下げてビールを買いに行った。量り売りだったのだ。現地のビールはヨーロッパ系だけに、もともと強い発泡はなく、キンキンに冷やして飲む習慣もなかった。そのため量り売りでも支障がなかったということだ。しかし今はロシアに限らず世界どこでも缶ビールが当たり前、素材はほとんどがアルミだ。ちょっと手荒に扱っても瓶のように割れる心配もなく、どこでもビールが楽しめる。
日本でオールアルミ缶のビールが登場したのは1971年(昭和46年)だ。アルミは素材として加工しやすく、リサイクルも可能で、厚さはほとんどコピー用紙と同じで、軽く、冷蔵庫に入れても冷えやすい。それに新幹線デザイン缶に見るように簡単に鮮やかなプリントが出来るのも特徴だ。外国にはあるペットボトル入りのビールが、日本でも話題に上ったことがあるが、伸びてはいない。