車も埋まる恐怖の地吹雪

北海道や北東北では気温が低く、雪がサラサラで、吹雪に加え降り積もった雪が舞い上がる地吹雪が起こる。あっという間に視界が失われて、真っ白で何も見えなくなる。車を運転中は前の車のテールランプが頼りで、車間が開いてテールランプが見えなくなると、道幅を示すポールを頼りに道をはみ出さないよう低速で進路を保つ。追突の危険もあるのでハザードを点けて他車に知らせる。

北国育ちの記者は、広い幹線道路を走っているにも関わらず完全なホワイトアウトに幾度となく遭遇しており「まずい」と恐怖感を感じたことは多々ある。車を運転中にこのような荒天に見舞われた場合はいち早くコンビニや道路沿線の建物を頼りに道路を外れて停車するべし。

中学生のころ,丸一日吹き荒れた吹雪の後、吹き溜まりで2メートル近くも積もった雪の中から、乗り捨てられたタクシーの安全灯が出てきてびっくりしたことがある。(田舎道ではなく札幌市内での本当の話)北国では冬の嵐を絶対甘く見てはいけない。