LCCもマイルで
|
航空会社のマイレージサービスは、飛行機を利用するだけではなく、公共料金の支払いや日々の買い物など様々なシーンでマイルを貯めることが出来る。しかしマイルを使っての旅行はいささかハードルが高いと思われている。
それを見越してエアライン側も、少ないマイルで交換出来る他のポイントや物品への交換も揃えている。しかし最もパフォーマンスが高いのはやはり航空券への交換だ。国内線でもっとも少ないマイルで交換可能なのがあまり知られていないがLCCの航空券だ。
LCCをマイルで乗ろう
えっ!LCCではマイルシステムそのものがあり得ない?と思われが、実はある。ANA系のバニラエアはANAのマイルで乗ることが出来るし、JAL資本のジェットスターはJALのマイルが使える。
両社が路線を持っている東京(成田)~札幌(新千歳)で比べると効率が高いのがバニラエアで、2月現在では片道5,000マイルで旅行可能。JALやANAの便をマイルで使うのに比べると2,500マイル少ないマイルで搭乗できる。また同じLCCのジェットスターは、同じ区間6,000マイルなので、バニラが最も効率が高い。さらにバニラは成田~奄美大島のリゾート路線など、他社にはないユニーク路線もあり、こちらも片道5,000マイルだ。
電気やガスなど日々の支払いクレジットカード経由にしておくと5,000マイルはそうハードルの高いものではない。片道を特典航空券にしてもう片道をANAやJALの事前購入割引航空券にしておくと、札幌など各地へ10,000円そこそこで往復できてしまう上、片道分のマイルも貯まる。
国際線ではソウルがねらい目
国際線に目を向けると、かつてユナイテッドなどアメリカ系やアジア系のエアラインいずれも、アジア圏内はおおむね往復20,000マイルで、日本から最も遠いところではシンガポールやクアラルンプールまで行けたものだが、どのアライアンスも密にマイルの見直しを図っていて、今ではシンガポールなどの東南アジア圏内は30,000マイル台となっている。
日本から最も手軽なマイル旅行は韓国で。閑散期は多くのエアラインで12,000マイルで往復が出来る。さらに裏技を指南すると、多くのエアラインが24時間以内の乗り継ぎ認めているので、例えば札幌から福岡へ飛んで一晩福岡を楽しんでからソウルへ向かうことも出来る。もちろん帰りも経由地での一泊は可能で、一粒で二度おいしい旅が可能なのだ。