間もなくピーク
インフルエンザの流行が急速に拡大している。国立感染症研究所の集計では、昨年12月初めには全国で15万人余りだった週間患者数が、今月1～7日までの一週間では124万人とおよそ80％も増加した。患者数が多い県は、宮崎、沖縄、大分、福岡、長崎など九州・沖縄など西日本に集中していて宮崎県には警報が出されている。しかし今月下旬から来月にかけてピークとなる見込みで、全国的に警戒が必要。
雑学ライブラリー
うがいは効果なし
インフル感染は知っての通り飛沫感染だ。咳やくしゃみで飛び散ったウイルスが感染を拡大させてゆく。かつてはマスク、手洗い、うがいが感染防止の3点セットだったが、うがいは大きな効果が認められないとして、厚労省の啓発ポスターなどからも外れている。これはインフルエンザウイルスは20～30分ほどで体内に侵入してしまうため、頻繁にうがいをしなければ効果が出ず、とても実際的ではないとされるためだ。ただウイルスの感染力がインフルエンザほどではない通常の風邪に対しては、うがいは一定の効果がある。
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