長野県伊那市のふるさと納税返礼品に「ライザップ」が登場した。乗馬やホエールウオッチなど体験型の返礼が増える中、体作りが加わった。
100万円の納税で二か月のトレーニング
ライザップコースは納税額によって異なり、1万円の納税寄付ではライザップの体作りのノウハウ本だが、トレーニングは15万円の寄付から選択が可能で、4回のトレーニングが受けられる。最も充実しているのは100万円を超える納税寄付額で、専属のパーソナルトレーナーが付いて2か月16回のトレーニングが受けられるコースや、一流の料理人によるマンツーマンの料理指導のコースなどがある。
伊那市のふるさと納税は、16年度72億円余りと全国2番目の額だった。この稼ぎ?の中心は返礼品の家電製品によるころが大きかったが、総務省の返礼品の見直し通達を受けて、伊那市長は“物から事へのシフト”を表明していた。これが形になったのがライザップだったようだ。