9月6日の欄でもご紹介したAI(人工知能)スピーカー。ベルリンでのドイツ国際コンシュマー・エレクトロニクス展で各社の製品が注目を浴びたが、展からひと月経過し、日本語に対応する施品が出そろいつつある。
スマホからスマピへ
AIを備えたスピーカーは、最新のニュースや天気予報の入手はもちろん、ネットに繋がっている家電のコントロールなどを、スピーカーと対話するように命令を下すことが出来る。LINEは昨日5日にスマートスピーカー“クローバー・ウェーブ”として発売した。Googleも今日(6日)“Googleホーム”の名称で発売に踏み切った。更にAmazonやSONYも年内に商戦に加わる予定だ。
照明、テレビといった身の回り家電のオンオフなどが、スピーカーに話しかけることで済むうえ、情報も音声で戻って来る。両手がふさがっていても支障ないし画面をのぞき込む必用もない。この便利さが受け、アメリカでは2015年にAmazonが発売したあと急速に普及した。日本での価格はいずれの製品も15000円ほどになる見込みだ。
雑学ライブラリー
対話型のスマートハウスがやって来る
あらゆる製品がネットでつながるIoT(物のインターネット接続)の社会では家自体が指令塔となるAIハウスが当たり前の時代となりそうだ。家のどこにいてもスピーカーなどのセンサーが住人の命令を待ち受け、ニュースや天気だけではなく、様々な支払いまで家と対話しながら実行できる。そんな生活はすぐそこに来ている。