小欄でも既にお伝えした「北海道みんなの日」。今月17日に初めての“みんなの日”が訪れる。夏休みはまだだが、三連休の最終日。色々な施設が無料となって、道民はもちろん、国内外からの観光客にもお得な日だ。
観光スポットに“お得”あり
北海道の管理する文化・観光施設は当日無料。家族で楽しむなら札幌市の「北海道開拓の村」。通常800円の入村料が無料、村内には馬車鉄道も走っているので(こちらは250円)子供にも人気だ。この他、開拓の村隣接の北海道博物館(600円)、それと札幌の近代美術館、旭川、帯広、函館の各道立美術館、網走の北方民族博物館と紋別のオホーツク流氷科学センターも無料となる。
この他、料金の割引や、いつもと違うサービスを用意している民間の施設もあるようで、利用の際にはチェック。
3000円で普通列車乗り放題
JR北海道は17日限定で「道みんの日・日帰り周遊パス」を売り出している。この日に限ってJR北海道の普通列車が3000円(子供1500円)で乗り放題だ。札幌から新千歳空港へ出かけ、空港ターミナルで映画を観て、温泉に浸かり、近くのアウトレットにも寄って、夕方からは小樽へ食事に行く。これならしっかりもとが取れる。
この切符、普通列車だけでなく、特急料金を加えると特急や新幹線も使えるのがうれしい。新幹線は新青森以北がJR北海道なので、この切符は新青森から使える。
三連休で青森へ遊びに行き、帰りにこの切符を使ってみると。新青森13時31分発のはやぶさ13号に乗ると、新函館北斗に14時37分着、この後は普通列車を乗り継ぎ、14時56分発の列車で長万部へ17時51分着。ゆっくり夕食を取って、20時ちょうどの小樽行きに乗ると、22時50分に小樽着、23時10分の岩見沢行に乗ると23時54分、ギリギリきっぷの有効期限内に札幌に到着できる。修行のような旅だが、道みんの日きっぷの3000円と新幹線の追加料金4450円の合わせて7450円で青森から帰って来ることが出来る。
JR北海道はこの切符、自社サイトでは、プレスレリースで紹介するのみで、全くPRをしていない。注意するべきは、発売は前の日16日までで、使用当日は購入できないので注意。