この欄で正露丸を取り上げるのは二度目(17年3月16日記事)あまりのユニークさにまたも取り上げてしまう。正露丸の大幸薬品、今度は音楽レーベルを立ち上げた。製薬会社の音楽レーベル、世界に例を見ない。
SEIROGAN UTILITY RECORDS
正露丸と音楽、その意義は「お腹のトラブルを引き起こすこともある、緊張や精神的プレッシャー、それらを跳ね除け、自分の能力を最大限発揮してほしい。セイロガンのそんな思いから生まれた、“効く”音楽レーベルそれがSEIROGA UTILITY RECORDS」と説明されている。
医学的に“効く”音楽は、理学博士とクリエーターのコラボレーションで作り上げたもので、「緊張をほぐす音楽」、「ポジティブになる音楽」、「イライラを無くす音楽」、「集中できる音楽」、「やる気が出る音楽」の5曲が配信されている。いずれの曲も、正露丸のお馴染みのラッパをリミックスしており、全曲、お腹を壊した時の平均トイレ滞在時間の6分32秒で作られている。
http://twitter-seirogan.jp/utilityrecords/
正露丸VSアニサキス
大幸薬品のサイトによると、アニサキスによる中毒で激しい腹痛が出た時に正露丸を服用したところ腹痛が消えたとの症例が報告されている。アニサキスが疑われた患者に正露丸を投与したところ、1~2分で痛みは消え、動きの停まったアニサキスを内視鏡で採取出来たという。
更に実験では、正露丸一錠を5mlの水で溶かした溶液の中にアニサキスを入れたところ、平均3分3秒で動きを止めた。10mlの水で溶かしたものでも4分6秒でうごかなくなった。大幸薬品では正露丸の最大服用量の一日9錠で効果が期待できるとしている。特効薬が無いと言われるアニサキスに正露丸が症状改善、発症予防効果が期待できれば朗報だ。(5月13日記事参照)