GWを終えて、次は夏休みだが、計画を立てるにはまだまだ早いと思っておられるだろうが、8月最後の週末を北海道、それも札幌で過ごそうと思っている方はどうやらもう遅いのかもしれない。イベントが重なって市内の宿泊施設は既にパンク状態なのだ。
飛行機も混み合って
そのイベントとは27日に行われる北海道マラソン。もう一つは26,27日の両日、札幌ドームで行われる三代目J Soul Brothersのライブ。もともと8月の札幌は最も旅行者の多い月で、昨年は8月だけで180万人が訪れている。ここ数年は海外からのツーリストが加わり、夏のホテル稼働率は90%に達し、常に満室の状態だ。
北海道マラソンは参加者およそ2万人。さらに三代目J Soul Brothersのライブ会場、札幌ドームは4万人以上(最大収容人数は5万3千人)が入る。今回のライブは昨年末に予定されていたが、出演者のMAKIDAIさんが、札幌入りの前、乗っていた車が事故に巻き込まれ、重傷を負ったため、8月にずれ込んだものだ。普段の観光客に加えてこれらのイベント参加者が加わるのだから宿が取れないのもうなずける。
夏休みの短い北海道の小中学校は、この時期既に二学期がスタートしているが、本州方面からの家族連れにとっては、夏休み最後の週末だ。飛行機も発売の早い事前購入座席は、安い価格帯では宿同様、既に満席の表示が多くなっている。
ねらい目は札幌から一時間圏
札幌市内がだめなら、どこへ行けば宿はあるのか?小樽や札幌の温泉地、定山渓などは市内同様混んでいて、空いている部屋があったとしても一泊数万円の上級の部屋が残るのみだ。意外と空いていたのが、JRや車で一時間圏の苫小牧市のホテル。観光地ではないだけにビジネスホテルが多く、週末は空きがあるようだ。その他、岩見沢や三笠と言った札幌周辺の小都市のホテルや公共の宿にはまだ余裕があった。これらがねらい目のようだ。