ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、北海道の弟子屈(てしかが)町で取り組んでいたイチゴ栽培が実を結び、初めてのイチゴが収穫された。
TDRのイチゴは冷涼な北海道産
オリエンタルランドのイチゴ栽培は、始まった時に本欄で取り上げている。以下は昨年5月20日の記事。
東京ディズニーランドやディズニーシーを運営する株式会社オリエンタルランドは、北海道でこれらのテーマパークで使うイチゴの自社生産に乗り出す。農園を設立するのは、釧路の北に位置する弟子屈町のサワンチサップで、摩周湖や屈斜路湖を持つ道東の観光スポットでもある。
弟子屈町は、夏は冷涼な気候である上、果物の甘さに影響する昼と夜の寒暖の差が大きく、日本では希少な夏イチゴを生産するにも適している。さらに温泉資源にも恵まれ、温泉を利用したハウス栽培で、夏冬を問わず新鮮なイチゴを提供することが出来る。
オリエンタルランドでは今年の冬から本格出荷を行う予定で,年間50トンのイチゴを生産することにしている。
地元メディアによると、初めての収穫は16日に行われ、弟子屈町の徳永町長も参加した。甘さと酸味が程よく混ざり合ったイチゴは、今後、ディズニーリゾート内のレストランで提供して行くが、年間50トンを生産するため1棟しかないハウスを今後4棟増設することになっている。
弟子屈は あの大横綱の故郷だった
北海道の難読地名の一つ。北海道にゆかりの無い人は、この漢字で“てしかが”と読めまい。アイヌ語のテシカ・カ(岩盤の上)から由来している。昭和30年位まで生まれた人にはお馴染み、子供が好きだったものの代名詞となった「巨人、大鵬、卵焼き」に登場する昭和の大横綱、大鵬幸喜の生まれ故郷だ。