明日2月19日から札幌を中心として冬のアジア競技大会が始まる。夏のアジア大会もスポーツの祭典として、オリンピックほどの盛り上がりは見られないだけに、冬の大会を知らない人も多い。しかし今大会の地元札幌では、選手団や大会関係者も到着し、人気の競技チケットは既に売り切れ続出だった。
ウインタースポーツは南国へも広がり
アジア競技大会(夏)は。第二次大戦後の1948年、インドの提唱でアジアでの総合競技大会をニューデリーで開くことを決め、1951年第一回大会が開かれた。ほぼ4年に一度オリンピックの中間年で開かれている。
冬の大会は日本の提唱で、第一回大会が1986年札幌で開催された。アジアは広いが、雪とは無縁の暖かい国が多いだけに、第一回に参加したのは7つの国と地域、選手団も300人に満たなかった。
第8回大会となる今回は、32の国と地域から選手役員などおよそ2千名が参加する。東南アジアなど南国からの参加も大幅に増えていて、ウインタースポーツがアジアの各地へ広がっているのが見て取れる。
チケットも人気競技は既に売り切れで、宇野昌磨や無良宗人など人気選手が揃うフィギュアスケートや人気急上昇のカーリング、平昌オリンピック出場を決めているアイスホッケー女子などは既に完売、ないしは完売に近い。
大会は26日まで札幌と帯広で開催されるが、札幌は2026年冬のオリンピック・パラリンピックの開催を目指しているだけに今回のアジア大過の成功が2026 SAPPOROの大きな呼び水となりそうだ。