観光地やランドマークとなる建物など、夜ともなるとこれまではライトアップやイルミネーションが主流だったが、最近はプロジェクションマッピングを使ったパワフルなライトショーが人気だ。それにしてもプロジェクションマッピングは果たしてどのようなハイテクシステムで行われているのだろう。
スライド投影と原理は一緒
さっぽろ雪まつり(メイン会場2月6日~12日)は、様々な大雪像でPマッピングが行なわれていて、大変な人気だ。雪像への投影は白いキャンバスに絵を描くのと同じでなんとも効果的だ。雪像へのPマッピングは世界で初めて、さっぽろ雪まつりで2013年に登場した。
Pマッピングは、平面のスクリーンではなく、様々な立体物に映像を映し出す。プロジェクションは投影、マッピングは立体物に描くための画像を貼り合わせる技術とでも言おうか。歴史は意外に古く1960年代からあったが、2000年代に入って、高輝度のプロジェクターが出てきたことや、パソコンでスピードのある画像処理が可能となり、驚くようなダイナミックな映像が実現した。
大規模な機器が必要かと思ったら、意外にもPマッピング用のソフトがあれば、パソコンとプロジェクターで可能なのだ。大雪像に投影するには高輝度のプロジェクターが必要だが、ある程度の規模ならば、個人でも制作可能と言うことだ。ソフトは初心者でも使えるものある。