中華圏最大のイベント、春節(旧正月あ)が始まる。28日が新年なので、27日は大晦日に当たる。今夜から明日にかけては年越しだ。街では爆竹が盛んに使われたが、PM2.5による大気汚染が深刻化して爆竹の使用は抑制されている。
春節旅行先は日本が2番目
春節の休暇は、大晦日に当たる1月27日から一週間が基本だ。これまでの習慣では故郷へ帰る人が多く、北京や上海のような大都会はかえって静かになると言う。しかし今では長期休暇を利用して海外旅行も定番となっている。
中国のオンライン・トラベルエージェント、シートリップは、今年の春節には中国全体で海外への旅行者は600万人に上るとの推計を発表した。
春節前後、日本各地で中国や香港からのインバウンドツーリストが激増するが、
シートリップの調べでは、この期間の人気の旅行先は第一位がタイ、日本は2位だ。さらにアメリカ、シンガポール、オーストラリアと続く。日本は比較的近場で手軽な行先として人気で、既に中国各地からの日本へのフライトは満席が続いているという。
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日本からも春節を楽しもう
日本でも春節を楽しむことが出来る。神戸の中華街、南京町ではパレードなども行われ、日本に居ながらにして中国の春節をたのしめる。もちろん、横浜の中華街でも数多くのイベントが行われるし、レストランなどお店ではお正月の料理やセールも行われている。
こちらから海外へ出かけて春節を楽しむのもアイディアだ。中国本土の北京、上海、香港などの他、台湾やシンガポールでも春節を楽しめる。
休みになる商店もあるが、多くは大晦日前から大セールが行われ、香港では5折(50%オフ)以上も少なくない。大晦日の数日前を目途に逆にこちらからのツアーに乗り、新年のイベントを現地で満喫する。香港では花火のイベント等も行われるし、新年の運試し競馬などを楽しむのもアイディアだ。