総務省統計局によると2017年の新成人、つまり2016年に20歳を迎えた若者は、全国で123万人。昨年を2万人上回った。祝 新成人
昔は「元服(げんぷく)」
性別は男性が63万人、女性が60万人と男性が3万人ほど上回っている。総人口に対する割合は0.97%で、7年連続で、1%にも満たない年が続くが、去年に比べ0.02ポイントとわずかながらも増加に転じた・
メディアなどでは良く新成人を「大人の仲間入り」と言った表現がみられるが、選挙権では18歳以上となったにも関わらず、成人は依然として20歳がボーダー?
昔から大人への境目はあって、知られているのは男子の「元服」奈良時代に武家で始まっていて、数え年15歳とも言われるが、12歳から18歳ぐらいまで幅があったようだ。女性は13歳での「髪上げ」があったが、高貴な女性では、成人の証となる着物の裳を着せる「裳着(もぎ)」と呼ばれる儀式があった。江戸時代には女性への元服も登場している。
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おとなのボーダー越えにバンジージャンプ
法務省のまとめでは、世界の国々での成年年齢は59か国(アメリカ、カナダ、オーストラリアなどは州によって異なる)で、18歳以上を成年とみなすのは40か国(ネパールは16歳)アメリカは40州中、21歳を成年とみなす州がわずかに1州。それ以外は18歳ないしは19歳を成年とみなす。
成人を祝うセレモニーは、国民の祝日を定めて祝う日本の成人式が世界でも際立っているようだが、様々な国で驚くようなセレモニーがある。男性は特に成年になった勇気を試されるものが多いようで、南太平洋に浮かぶ島国、バヌアツではバンジージャンプが成年への通過儀式とされている。その他パプアニューギニアではサメの捕獲などもあるようだ。