来月から衣類の洗濯表示が変わる。輸入衣類も増えて、他の国の表示は、日本のものと違うことで、意味が分からないこともあったが、今後はどの国の製品も同じ表示に統一される。
新たな表示で衣類も長持ち
新しい洗濯表示は、洗い方、干し方、アイロンの掛け方など全部で41種類、これまでの22種類から大幅に増える。新たな表示規格は“タンブル乾燥”と呼ばれるドラム式の洗濯乾燥機によるドライ仕上げや酸素系漂白剤などの表示が増えている。より細かい情報が得られることで選択による色落ちや繊維の縮みなどのトラブル解消が期待される。
http://www.caa.go.jp/hinpyo/pdf_data/hyouji_pamphlet.pdf
消費者庁の新しい表示に関するパンフレットページ
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg13746.html
同じくインターネットテレビでの照会画面。
情報はきめ細かくなっているが、消費者に受け入れられるかと言うと疑問もある。特にヨーロッパなどではあまり概念の無い自然乾燥の表示があまりにも分かり難い。つりさげて干す、板の上などに広げて干す、陰干しするの表示はおそらく何のことやら理解するのに時間がかかりそうだ。
雑学ライブラリー
洗濯の概念を変える
これまでの家庭用洗濯器とは、まったく異なる洗濯の概念、汚れ落としマシンがちょっと話題だ。一つはいくつかのメーカーから発売されている超微振動による汚れ落としマシン。つまりは叩き洗いだ。スティックタイプが主流でシミや汚れをたたき出す。もう一つは洗濯板が姿を変えた洗濯バック「スクラバ」だ。袋の中に衣類を入れて水を入れ、口を閉じて押し洗いをする。単純だが昔からの洗濯板を使った押し洗いでこちらもシミなどはしっかりとれる。どちらも旅先や単身者には重宝しそうだ。