運賃は高速バス並み。そのために座席指定から、手荷物の預け入れなど、手数料の積み上げも儲けの手段として欠かせないLCC,、もちろん機内販売も柱の一つだが、今度は機内販売でなんと車を売りに出した。
ピンクのビートル
機内販売で車を売りに出したのは、LCCの中でも話題作りの上手いPeach Aviation(井上慎一代表取締役CEO)。フォルクスワーゲン・ジャパンとのコラボレーションでピーチカラーのワーゲンを5台限定で売りに出した。車は「#Pink Beetle Peach Edition」と名付けられた機内販売限定の特別車で、売り切れ御免で半年間機内販売される。限定車には、ピーチの航空券購入などに使える10万円分のポイントが付く。
コラボレーションを盛り上げるためにピーチでは、キャンペーン期間中、関西空港の駐機場内を走るランプカーに、ピーチカラーのフォルクスワーゲン5台を導入する。
雑学ライブラリー
いまさら聞けないLCC
LCCとはLow Cost Carrierの略で、既存航空会社の半値以下の運賃を売り物にデビュー、5年目に入り日本の空にも定着しつつある。特に定義はないが、機内サービスなどを一切省いたノンフリルで、先にあげたように手荷物の預け入れ、座席指定、機内食の販売などは、利用者がそれぞれ必要に応じて付加するスタイルだ。
日本では、ANAが株主となっているピーチ・アビエーションとバニラエアー、JALが株主のジェットスター・ジャパン、それに中国の春秋航空の日本法人、スプリング・ジャパンの4社が飛んでおり、さらに一度撤退したエアアジア・ジャパンが来年早々に中部空港を拠点に再参入する。その他、成田、関西はもとより地方空港でも韓国、台湾、中国などの他、マレーシアやシンガポールなど海外のLCCの就航も相次いでいる。
LCCを上手に使うには、それぞれのメルマガを登録するのがベスト。上海へ1000円以下など、劇的なキャンペーン運賃の情報が入って来る。