寒い季節の到来、でもソフトクリームが食べたい。そんなスィーツ好きに温かいソフトクリームが開発された。
溶けないソフトクリームもあります
温かいソフトクリームを作り出したのは、石川県金沢市の株式会社日本海藻食品研究所だ。温かソフトの開発には下地があって、同社は7年前にも溶けにくいソフトクリームを開発し、売り出している。溶けにくいソフトクリームは、溶けて手を汚した子供が叱られているのを見て、何とか溶けにくいソフトを作り出すことは出来ないだろうか?との発想から生み出されたもので、おからのペーストなどを使って作り出されている。食感は最初はソフトクリームだが、徐々にババロアのような食感に変化していくため、その変化を味わうのも楽しみの一つだとか。
今回開発された温かソフトクリームは、溶けにくいソフトクリームのさらに上を行っていて、60度ほどに温めてもソフトクリームの形は崩れない。今後の商品化が待たれる。
クローズアップ雑学
ソフトクリームは新鮮さが売り物
ソフトクリームは上手に食べないとコーンの周りに垂れてきて、大人でも手や服を汚してしまうことも。日本ソフトクリーム協議会のHPによると、アイスクリームは、お店で売られる時は-18度、これに対してソフトクリームは-5~-7度が最もおいしく食べられる温度だ。これがソフトが溶ける事情だが、そのため氷の結晶が細かで口当たりが良くなめらかに感じる。しっかり固まったアイスと違って出来立ての新鮮さを味わうことが出来るのがソフトクリームなのだ。