鉄道記念日の14日、各地で記念日にちなんだイベントが行われたが、福岡では電車の中でのユニークな弦楽四重奏コンサートが行われた。
レールの音とモーツァルト
レールの上を動く弦楽四重奏が行われたのは、西鉄の子会社で、北九州市の黒崎と筑豊直方を結ぶ筑豊電気鉄道で、筑豊直方と筑豊中間の往復およそ40-分で電車内コンサートが行なわれた。演奏は西日本を中心に活躍している弦楽四重奏団カルテットゼーレで、およそ50人が「ガタン、ガタン」というレールの刻むジョイントの音を伴奏に、モーツアルトやベートーベンなどの優雅なカルテットの他、地元にちなんだ炭坑節などを楽しんだ。
クローズアップ雑学
鉄道の日とは
10月14日鉄道の日は「汽笛一斉新橋を~」で語られる、新橋(汐留)~横浜(現在の桜木町)を結ぶ日本で初めての鉄道が開通した日を記念して制定された。1872年(明治5年)の事で当時の旧暦だと9月12日になる。長く鉄道記念日とされていたが、国鉄がJRになったこともあり鉄道の日とされた。新橋駅はかつての汐留操車場で、現在は日本テレビなどが並ぶシオサイトのなかで、復元されたかつての新橋駅を訪ねることが出来る。