「こち亀」の生まれた1976年(昭和51年)とは
連載がスタートした1976年、「こち亀」と同時に生まれたのが、大和運輸が始めた宅急便、クロネコの誕生だ。また、「こち亀」同様、長寿番組としてギネスに載っている「徹子の部屋」もこの年にスタートしている。
アメリカではスティーブ・ジョブズがアップルコンピュータ(現在はアップル)を立ち上げた。コンピューターで世界企業にのし上がり、日本ではスマホの半分のマーケットを押さえるアップルは両さんと伴に産声を上げた。その他、この年に生まれたのは、東急ハンズ、日清食品のきつねどん兵衛。
さらに北海道土産の定番「白い恋人」もこの年のデビューだった。「こち亀」に時折登場していた太田裕美の「木綿のハンカチーフ」もこの年のヒット曲。
クローズアップ雑学
両さんは一体いくつなのだろう
40年も連載が続いていると主人公の年齢は果たしてどのあたりなのか?時折分からなくなる。主人公の両さんは、戦中生まれとのくだりもあるようだが、徐々に生まれた年代は下がってきて、年齢フリーになっている。もちろん読者も気にはしない。
ゴルゴ13は1968年のスタートなので、間もなく50年にもなる長期連載だ。主人公のゴルゴは、年齢不詳だが、いくつかのストーリーで、彼の出自を思わせる物語が出てくる。さらに歴史上の人物も登場するので、それらの出来事からゴルゴの生まれを推し量ると、1930年代後半から40年代前半の誕生と推測できる。連載は今も続いているが、その推測を当てはめると、マシンのような男は既に80歳に近い。