「後悔の波」(日経)「広がる未練」(東京新聞)など日本の各紙はもちろん、世界のメディアもBREGRET、イギリスと後悔を掛け合わせた新語まで使って、英国の苦悩を伝えている。
思いは「残留」だが、政権や社会への反発で「離脱」へ投票した人。やはり思いは「残留」だが、自分の一票ぐらいなくとも、結果に影響はあるまいと考え棄権した人、後悔の声の意外な高まりには、このような国民が多かったことを窺わせる。
もちろん感情の赴くままに投票した人ばかりではない。EU内での人の移動が自由ないま、EU内からイギリスに居を移す人は、医療や教育など、直ちにイギリスの手厚い社旗福祉を受けることが出来る。これらの不公平感に対する国民の不満もあるだろう。改めてなぜ離脱が選ばれたのか。メディアには「後悔」だけではなくこのあたりも詳細に伝えてもらいたい。
ZATSUGAKU POINT
なんと英国ツアー行き時とのPRも
EU離脱でポンドが大幅に下がっている。輸出関連企業やイギリスに進出している企業にとっては、大変な事態だが、アメリカのメディアでは、このチャンスを利用してイギリス旅行を誘う記事が登場しているとか。因みにポンド対ドルは投票前では1ポンド=1.5ドルほどだったのが、現在は1ポンド=1.3ドルほどに下がっている。イギリスの国民感情を逆なでするような「行き時」との論調は色々な国のネットニュースにも登場している。