3月26日の北海道新幹線の開業と同時に、札幌から青森への夜行急行「はまなす」が運行を終える。はまなすが終焉を迎えることで、国鉄時代から続いてきた急行列車が完全に消えてしまう。
北へ帰る!?夜行列車全盛時代の1970年代は、上野~青森間だけでも夜行の急行列車が日に上下20本前後も走っていた。
廃止となる「はまなす」は、寝台車両だけではなくユニークなカーペットカーがあって、指定料金だけでのびのびと横になっていけるので人気だった。
廃止の理由は、新幹線と共用走行となる青函トンネルの維持管理問題と車両の老朽化だが、仙台以北の北東北各都市へ朝一番で到着できる利便性が高かっただけに、廃止を惜しむ声が各方面から上がっている。